仙台地方の食文化の一つに、松島湾で獲れるハゼで出汁をとったお雑煮があります。
松島湾で豊富に獲れるハゼは、丁寧に焼かれた後、藁で結んでお正月まで軒下に吊るされていました。
ハゼ釣りから焼き干し作り、そしてお雑煮作りまで、松島湾と深く関わる営みを自分のものとして体験します。
UP DATE 松島湾とハゼ
- 2021.12.25
- 2021年度「松島湾とハゼ」活動報告
- 2019.12.11
- 「ハゼの焼き干しづくり」を実施しました
- 2019.11.22
- 「ハゼの焼干しづくり」を開催します
- 2019.09.29
- 「ハゼの数珠釣り体験」を実施しました。
- -ハゼの数珠釣り-
- 松島湾のハゼ漁の特徴は、釣り針を使わない「数珠釣り」です。アオイソメ(ゴカイの一種)を10匹ほど束にした「数珠」を海底に落とすと、それにかぶりついたハゼは口を離す間もなく釣り上げられてしまいます。
- -ハゼの焼き干しづくり-
- 釣ったハゼは内臓を取り除いて串に刺し、炭火でじっくり焼いてから数日干して焼き干しにします。焼いて干すことで魚はだいぶ縮みます。そこで、焼き干しの材料として重宝されてきたのが、シーズンには25センチを超える良型が上がる松島湾のハゼなのです。
- -ハゼだしのお雑煮-
- お正月まで保存していたハゼの焼き干しを使い、お雑煮を作ります。具は、ダイコン、ニンジン、ゴボウの細切りを茹でて凍らせた「ひき菜」のほか、凍み豆腐、セリなどが一般的です。イクラや板かまをトッピングすれば、豪華なお雑煮の完成です。