東日本大震災から10年の節目にあたり、
つながる湾プロジェクトが辿ってきた軌跡を振り返ります。
2021年3月、東日本大震災から10年が過ぎました。
「つながる湾プロジェクト」は、もともと地元で活動していたメンバーと東京都の被災地支援事業チームとが震災後に出会ったことをきっかけに、2013年に発足しました。その後、地域に関わる多様な人々が対話と実践を繰り返しながら、松島湾をフィールドにさまざまな活動を続けてきました。
「アーカイブプロジェクト」は、震災後10年を節目とし、これまでの「つながる湾」の活動の意義を捉え直す試みです。ポスターとインタビュー記事で構成されています。
ポスターでは、「つながる湾」のこれまでの軌跡を、「プログラムの変遷」「メンバーの視点の変遷」の両面から振り返っています。
インタビュー記事では、スタッフやアーティスト、参加者などの立場で活動の場を共有してきた人たちに、それぞれの「つながる湾」との関わり方や、それによって自分に生じた変化などについて語ってもらっています。
ぜひ併せてご覧ください。
UP DATE アーカイブプロジェクト
インタビュー / 登場人物
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身近な暮らしの中にある「地域の魅力」に気づける感覚を育むことが大事。土地の豊かさに触れて、先輩たちに学ぶ、仲間がいれば簡単なことだった。
- 大沼 剛宏
- Takahiro Onuma
- 代表・現場ディレクター
- 塩竈市出身。大学院卒業後、自営のデザイナーに。地元の地域づくりプレイヤーたちと年齢を問わず親交を持つ。
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完成形を作ることより、今いる人たちでいい方向に向かって動く、その「変化」に価値がある。それを共有することが、一緒に生きてるということ。
- 津川 登昭
- Noriaki Tsugawa
- 地域プロデューサー
- 塩竈市出身多賀城市在住。仙台の広告制作会社に勤務しながら一般社団法人を起業。2016年に独立。
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活動を通じて、地域文化の面白さを感じ続けてきた。そこで得た視点は、自分や、仲間たちの他の活動にも活かされている。
- 高田 彩
- Aya Takada
- アートコーディネーター
- 塩竈市出身。地元でギャラリースペースや市設美術館の管理運営を行う。
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「地域のため」とか関係なく、一人一人が自分の興味関心だけで動いていいんだと思う。自分が好きなことをとことんやり続ける、みたいに。
- K.S
- デザイナー
- 大学院卒業後、多賀城市に帰郷。現在は組織に所属して、主にプロダクトデザインやグラフィックデザインを手がけている。
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「その地域がその地域らしく生きる」ためには何が必要か。ASTTに共感し、松島湾に魅了されて、その方法をつながる湾で探してきた。
- 谷津 智里
- Chisato Yatsu
- 事務局、広報
被災地支援事業コーディネート - 結婚を機に東京から移住。アーツカウンシル東京の被災地支援事業コーディネーターを経て事務局メンバーに。
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「予期しないことが起こることが大事」という前提がある。「こうなってほしいな」というイメージはあるけど、「これをやってほしい」というのは無い。
- 佐藤 李青 / 嘉原 妙
- Risei Sato / Tae Yoshihara
- アーツカウンシル東京
プログラムオフィサー - 被災地支援事業担当者。つながる湾プロジェクト発足時から、企画立案、運営、広報等についてともに考え、伴走。
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- 鈴木 邦明
- Suzuki Kuniaki
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- 大沼 ひかり
- Onuma Hikari
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- 大宮司 綾
- Daiguji Aya
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- 木島 新一
- Kishima Shinichi
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- 菅原 弘樹
- Sugawara Hiroki
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- 加藤 信助
- Kato Shinsuke
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- 喜多 直人
- Kita Naoto
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インタビュアー
加藤 貴伸- インタビューを担当したのは、2016年度からつながる湾プロジェクトに参加した加藤貴伸。高等学校教諭、編集プロダクション勤務を経て、出身地塩竈市へ戻り、ライターとして活動しています。
※佐藤・嘉原のインタビューのみ谷津智里が担当