浦戸食堂

浦戸食堂

食堂プロジェクトは、アーティスト・増田拓史が、
各地で日常的に食べられている家庭料理からその背景にある人々の姿や記憶、
その地域が持つ固有の文化を記録し、後世へ伝えていくプロジェクトです。

「浦戸食堂」では浦戸諸島の寒風沢島を舞台に、
島に暮らす人たちの記憶に深く刻まれた「まり子さんのカレー」の物語を丹念に聴き取り、
その記録を映像化。それを見た後、一日だけ復活したカレーを味わい、
この日の記憶を物語の1ページに加えて本に綴じました。

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日時:2014年12月20日 14:00-15:30
場所:寒風沢島

まり子さんのカレーを食べることで、誰かの記憶の中にしかなかった「まり子さんのカレーの物語」が自分の記憶になっていくのを体験しました。私を含め、この島々と何の繋がりもなかったの人々の中にも、この体験が新たな記憶として紡がれ、私たちとこの土地との間に大切な関係性を生んでくれたように思います。

松村翔子(プロジェクトスタッフ)

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増田拓史(ますだ・ひろふみ)
アーティストプロフィール
増田拓史(ますだ・ひろふみ)
1982年生まれ。横浜美術短期大学卒業。宮城県石巻市在住。特定のコミュニティや地域をリサーチし、作品を制作している。その手法として近年では、日常の家庭料理にフォーカスをあて、個々人の出自や地域性を再発見し後世に伝える「食堂プロジェクト」を行っている。アウトプットの方法は領域横断的に行う。主な活動に、2014年「大館食堂/大館・北秋田芸術祭2014」(秋田)、2013~2014年「前橋食堂/アーツ前橋地域アートプロジェクト」(群馬)、2011年「黄金食堂/黄金町バザール2011(横浜)、2010~2011年「Treasure Hill Artist Village Public Art Project」(寶藏巖国際芸術村/台北・台湾)など。
浦戸食堂
  • 主催:ビルドフルーガス+一般社団法人チガノウラカゼコミュニティ、えずこ芸術のまち創造実行委員会、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
  • 共催:塩竈市
  • 運営:つながる湾プロジェクト運営委員会
  • ※本事業はArt Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)として行われました。