10月30日(日)、【数珠釣り体験プログラム】を実施しました。
「数珠釣り」は松島湾に伝わる伝統漁法で、数珠状にまとめたイソメを、ハゼに口いっぱいに飲み込ませて釣り上げる技術です。ハゼは一旦数珠に食いつくと、逃げようとしても口いっぱいのイソメの吐き出せず、そのまま釣り上げられてしまいます。
釣り針を外す手間がないので(竿をぽんっ!と振るとハゼが餌から簡単に外れます)、名人になると次々釣り上げることが出来るとのこと。
今回、釣り上げたハゼは、なんと188匹!
これから白焼き・陰干しにして「ハゼ出汁」にする予定です。
ちょっと気が早いですが、今年のお正月は美味しいハゼ出汁でお雑煮をつくります!
数珠を製作中。長い針(約20cm)を使って、イソメを頭からお尻まで、一本の糸に貫通させます。
イソメを通した糸を二本準備したら、縄をよるように、一本にまとめていきます。
一つの「数珠」に使うイソメは約十匹。重りをつけて「数珠釣り」の準備が完了です。
二隻の船で釣り場に向かいます。晴天に恵まれ、参加者からも自然と笑顔が。
新しい塩竈の魚市場の前を通って、船は進みます。
先導するのはハゼ釣り名人の船。ハゼ釣り名人が釣り場に案内してくれました。
餌を海底まで垂らして、数珠釣りのスタート!
参加者全員が真剣勝負です!
本日一匹目のハゼ!
小学生の女の子も参加してくれました。
松島湾の営みは豊かで、ハゼ以外にもカニやシャコが釣れました。
大きな口で餌を丸呑みします。
次のスポットへ!
ハゼ釣り名人の操る竿は、二股(Y字型)の竹竿!20年以上愛用しているそうです。
竿をぽんっ!と振ると、ハゼが離れます。
使い勝手良く整備された名人の船。座席の下に収納が。
波も穏やかで、気持ちのよい気候です。
もう少し釣れたかな?帰りの船で、釣り場を振り返る名人。
今日の釣果を親子で語り合います。笑顔は大漁の証拠!
お土産にハゼ釣り名人にもらいました。ハゼでは無いけれど…。にっこり!
一回餌を付けてしまえば、一日釣りが楽しめます。
188匹のハゼを釣り上げました。
※半分ちかくは名人の手で…。
次はハゼ出汁つくりです!