2015年12月19日に、「海辺の記憶をたどる旅展2015 ー多レ賀城ー」を塩竈市公民館本町分室大講堂にて開催しました。
「湾の記憶をたどる旅スゴロク」は、昨年までに製作した塩竈港〜浦戸諸島〜大高森(東松島)のものに多賀城〜塩竈港の行程を加え、子どもたちに大人気!
夏に多賀城で編んだ「そらあみ」を場内に展示し、編む体験もしてもらいました。
そらあみの作家・五十嵐靖晃さんによるアーティストトークも開催。
ワークショップコーナーでは、コラージュ作家wool,cube.wool!さんによる「アリューシャン列島の島民が身に着けていた 耳飾り・首飾りづくり」。220年前にアリューシャン列島に漂着した石巻の船乗りたちが出会った島民の装いを、想像力をフル稼働させて作り上げます。
展示コーナーには、「多賀城市子ども親善使節団」による太宰府市訪問の活動報告と、石巻日日新聞の子どもたちによる、ワークショップでもテーマにした漂流船「若宮丸」の紙芝居。
ステージで行われた子どもたちによる発表は、とても胸を打つものとなりました。
「海底タイムカプセル」のコーナーでは、未来へ届ける自分への手紙を参加者の方に書いていただき、「タイムポスト」に投函。
松島湾に数年間沈めた後、引き揚げてお手元に届けます!
クロストーク「空間の記憶をつなぐ」では、「そらあみ」のアーティスト五十嵐靖晃さんと、多賀城市観光協会事務局長・高倉敏明さんの文化遺産を現代に活かす方法についてのアツいお話を、多賀城市地域コミュニティ課長の小野史典さんが、これまたアツく進行してくださいました。
一日限りの「湾の記憶をたどる旅」。
何を発見し、どんな思いを持ち帰っていただいたでしょうか。
(写真:喜多直人)