「文化交流市場」を開催しました。

投稿日:2020.02.05 【レポート】

つながる湾プロジェクトでは1月25日、2019年度の「文化交流市場」を開催しました。「文化交流市場」は、さまざまな団体が企画する体験活動を通じて松島湾周辺地域の文化を感じるとともに、松島湾域内外に暮らす人どうしの交流・連携の可能性を探る試みで、昨年度に続き2回目の開催となりました。

 

会場となった塩竈市杉村惇美術館の大講堂にはたくさんの人がおとずれ、利府町郷土資料館による「勾玉づくり」や奥松島縄文村歴史資料館による「縄文写真館」、フラワーファーム四季彩による「古代米のスワッグづくり」などの活動を通して、地域の文化や歴史に触れる体験をしました。

また来場者は、隣接会場で開催された「松島湾の恵み」で、多賀城産の古代米を使ったパンや松島湾ゆかりの「松島白菜」を使った餃子などを味わいながら松島湾の食文化を感じていました。

 

今回の「文化交流市場」は、「つながる湾プロジェクト」が初めて連携できた人や団体も多く、今後の交流・協力関係の幅が広がる可能性を感じられる場となりました。
「つながる湾プロジェクト」では、2020年度も、松島湾域の文化を再発見する活動を続けていきます。今後の活動にもぜひ積極的にご参加ください。

写真は、「文化交流市場」当日の様子です。

 

 

松島湾のハゼ漁師に受け継がれてきた、釣り針を使わない「数珠釣り」を模した「ハゼ数珠釣りゲーム」。

 

 

利府町郷土資料館による「勾玉づくり」利府町の菅谷横穴墓群などで出土している勾玉をモチーフに、納得の形になるまでひたすら磨きます。

 

 

できた勾玉に色をつけてヒモを通し、アクセサリーにしました。

 

 

海での生業に必要なスキル「ロープワーク」の体験コーナー。自分でしっかり結べるようになるまで繰り返し練習する参加者の姿も。

 

 

奥松島縄文村歴史資料館による「縄文写真館」。縄文時代の衣装に身を包み、獲物を狙う姿を撮影。

 

 

「縄文レプリカのマグネットをつくろう」。熱で柔らかくなる素材で、勾玉や埴輪の形のマグネットを作りました。

 

 

多賀城産の古代米の稲穂とユーカリの枝を組み合わせて壁飾りを作る「古代米稲わらスワッグづくり」。ナビゲーターは「フラワーファーム四季彩」の佐藤敏充さん、材料の古代米は多賀城の「みそらの郷」の提供です。

 

 

寒風沢島の農家・加藤信助さんの手ほどきで、牡蠣殻や米ぬかから肥料を作る「牡蠣殻から肥料づくり」。

 

 

牡蠣殻が肥料になることに興味津々の少年たち。

 

 

松島湾をテーマにした俳句を詠み、屏風に書いて表現する「松島湾を詠む」。ナビゲーターは俳人の渡辺誠一郎さんと画家の田中望さん。

 

 

寒風沢島を舞台にした物語「古げたのおばけ」を音楽とともに楽しむ「えほんのじかん」。語り手は「あべちゃ〜ん!」。

 

 

松島湾域の植物などをうつわに描く「うつわに土地の実りを描こう」。ナビゲーターは「アトリエ陶の泉」の須田聡宏さんと画家の浅野友理子さん。

 

 

同時開催の「松島湾の恵み」内

東松島市の「HxImagine」による「特製スパイスカレー」

 

 

「松島湾の恵み」内

松島湾ゆかりの「松島白菜」を使った「はちやの餃子」

 

 

「松島湾の恵み」内

多賀城古代米関連商品などを販売した「コミュニティカフェ&ガイドツアー タガの柵」

 

 

「松島湾の恵み」内

「みやぎの食を伝える会」による「宮城の雑煮〜だしスープ〜」。極端なハゼ不良により、試飲はソイだしでした。

 

 

「松島湾の恵み」内

「つながる湾プロジェクト」ブース。
「がんばる浦戸の母ちゃん会」の商品や寒風沢産の唐辛子に加え、オリジナルグッズの缶バッジやポストカード、ハゼの数珠釣りキットを販売しました。

 

 

「松島湾の恵み」内

「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション」によるパン、焼き菓子、飲み物などの販売。