「ハゼの数珠釣り」「ハゼの焼き干しづくり」体験しました

投稿日:2017.11.21 【松島湾とハゼ】

つながる湾プロジェクトで昨年から取り組んでいる体験プログラム【松島湾とハゼ】で、今月、「ハゼの数珠(じゅず)釣り体験」と「ハゼの焼き干し作り」を開催しました。

「数珠釣り」は松島湾の漁師に受け継がれてきた漁法で、釣り針を使わず、ゴカイを束ねた「数珠」をハゼにくわえさせて釣り上げます。
エサを付け替える手間を省略できること、魚体を傷つけずに釣れること、針が藻などに引っかかる心配がないことなどメリットが多い漁法です。
11月3日、スタッフを含む10人が2艘の船に分乗し、風も波もなく快晴の松島湾でハゼの数珠釣りを体験しました。エサに食いついたハゼを引き上げるタイミングが難しい釣りですが、松島湾のハゼ釣り名人・佐藤啓一さんの指導のもと、次第にコツをつかんだ参加者一同は次々とハゼを釣り上げていました。

11月19日には、県内各地で雑煮のダシに使われることの多い「焼きハゼ」(ハゼの焼き干し)づくりを体験しました。集まった参加者17人(スタッフを含む)は、3日に釣って冷凍保存してあったハゼに串を打ち、炭火で焼いてワラで縛る作業に取り組みました。佐藤啓一さんに教えを請いながら一連の工程を体験した一同は、焼いたハゼ5匹をワラで縛っておみやげに持ち帰りました。

【松島湾とハゼ】プログラムのラストとなる「ハゼだしの雑煮づくり」は年明けに開催予定です。

針金を用いてアオイソメに糸を通し、「数珠」を作ります。

 

仕掛けは「数珠」とオモリだけ。

 

マハゼが釣れました。

 

試しに釣り針で釣ってみたら、数珠では滅多に釣れない小さなハゼ。丸呑みした針を引き抜くとグッタリしてしまいます。

大変便利なハゼサイズ測定板。35cmまで測れます。

 

左手で船を操りながら右手で二刀流が佐藤名人の基本スタイル。

 

釣り仲間。

 

10人で、260匹を超えるハゼを釣りました。活きの良さは数珠釣りならでは。

 

釣ったハゼの内臓を抜き、「焼きハゼ」用に冷凍してありました。解凍するとこんな感じ。

 

佐藤名人の指導で、焼きハゼの仕込みです。

 

口から背骨に沿って串を打ちます。

 

準備完了。

 

炭火で焼いていきます。

 

焦がさないように串を回しながら、焼き上がりを待ちます。

 

焼き上がりをチェック。

 

焼きあがったハゼを5匹、藁で縛って編み上げます。

 

これで本日の行程は終了。あとは各自、持ち帰って1週間〜10日ほど干せば完成です。

 

イイネ!

 

焼いたハゼを持って記念写真。