去る7月18日、塩竈市のアイランズコートで、湾の勉強会２０１７「古代における松島湾の塩づくりと多賀城のくらし」を実施しました。講師は多賀城市埋蔵文化財調査センターの発掘調査員、村松稔さんです。
村松さんの講義は、8世紀後半から9世紀前半にかけての多賀城周辺および松島湾域での塩づくりの状況について、中央政府と地方勢力（蝦夷）との争いの流れと多賀城の都市空間の変遷を軸に考えるという非常に興味深いものでした。会場に集まった25人ほどの参加者は、スクリーンに映し出される資料を必死で追いながら、村松先生の話に聞き入りました。この日の講義内容のまとめは、後日つながる湾ウェブサイトに掲載予定です。